「ハルーっっ!!!ひっさびさ!」

ドアがあいた瞬間、ルナの声が響いた。

来たっっ!!


「ルナ~!!!会いたかったー!!!」

ルナの次に私が今1番会いたかったレオが入ってきた。


「きたでー!!」

今1番会いたかった人の声。


「うん、別にこんでよかったけど」

なんて素直じゃないいつもどおりの私。

素直になりたいけど、なかなかなれない…。


「お前素直になれや(笑)」

ルナには昨日伝えた。

レオと付き合ったことを。


「素直ですー!!」

「やっと2人が付き合ったなー。ずっと最初からレオがハルのこと好きってしっとったけどな」

さすが、ルナには私とレオのこと、なにもかもお見通しだ。

もちろん、私はレオのこと最初から好きじゃなかったって知ってると思うけど。


「ふーん。あ、漫画貸したるわ。暇やろーし!!」

と言ってさっきまで重そうに持ってた紙袋を私に手渡した。

30巻くらいはあるかな??


「ありがとう!!めっちゃ暇やったんよー!!」

しかも私の好きな漫画。

よく知ってるなぁ、レオ。

それだけ私のこと好きだったってことだよね。


「あと、ミルクコーヒー買ってきた!!」

あれー、どこやったっけー?って。

ルナの少しぼけた感じも変わってない。


「飲みたかったんよ!!」


「うそつけぃ(笑)」