花華「ねぇ…梨花」
梨花「どーした?」
昼休み、
困ったような顔で話しかけてきた花華。
花華「ごめん!!」
梨花「ちょ、花華!?」
花華「私…平野に呼び出された」
梨花「…いつ…?」
花華「放課後、学校に来てって言われた」
梨花「…そ、そーなんだ!あ、そっかー」
花華「でも、なんて言われるかはまだ、わかんないから!!」
梨花「…うん。そーだよね…。」
花華「…」
正直、辛い。
だけど、、、
花華ならって思ってる自分もいる。
花華なら、納得出来るかもっていう自分がいる。
ほかの人なら、無理だけど、花華は可愛いし、モテるから、
当たり前じゃんって思ってる自分がいる。
そんなずるい自分がいる。
花華「ごめんね…」
梨花「ううん!大丈夫」
花華には、気づかれないようにしなきゃ。
ホントは辛いんだよ…
ホントは今すぐ泣きたいよ…
ホントはわかってるんだ。
花華だからって、諦めきれない。
私は、
何があっても君が好きなんだよ。