昼休み...


「ねぇ。」


1人で本を読んでいた私は、びっくりした。


田中君が私に話しかけてる。


「そういえば、なんて呼べばいいか聞いてなかったなーって思って。
なんて呼べばいい?」



「なんでもいいよ!それに私もなんて呼べばいいかなーって思ってたの。」



「オレもなんでもいいよ。」



「私もなんでもいいよ!」



「....」 「....」



「じゃあ、明日までにお互い考えておくってのはどう?」



「うん!いいよ。じゃあ私、とっておきのやつ考えておくね!」



「わかった。じゃあオレも頑張る」



「ふふ*」



「なんで笑ったの?オレ、なんか変なこと言った?」



「えー、だって呼び方考えてくるだけでそんな頑張んなくても**」



「だって、とっておきのやつ考えてくるって言うから、オレも頑張ろうかなって思ったんだよ。」


田中君はちょっと頬を赤らめて言った。


(可愛いところもあるんだな~。)


そんなこと思ったら、自然に笑みがこぼれた。