ついでにいうと、不自然なくらいばさばさのまつげも、こっちがひやひやするくらい短いスカートも、苦手だ。

「ごめん、断れない用事だから。」

「え~?もしかして彼女でもいるのぉ?」


西田は不満そうな顔をした。

あー…めんどくさい。行けないって言ってんだろ?

「学級委員なんだから参加するべきだよ!」

は?学級委員なんてやりたくてやってるわけじゃねえし、だいたいクラスのクリスマスパーティーのことなんて学級委員とか関係なくやりたいやつだけが集まってすりゃいい話だろ。

「颯!お前来ないのかよ~?」

西田の隣から噂好きの葉山が口を挟む。ここで実結と先約があるとか言ったら明日には学年中にしれわたってしまう。別に俺はいいけど、実結が嫌がるかもしれない。

「こいよー!つまんねえじゃん、てかお前来ないと女子誰も来ねえって!」


は?なんで俺が行かなかったら女子が来ないわけ?意味わかんないんだけど。