目の前にいる人は本当にねーちゃんなのだろうか。


俺の服なのに、完璧に着こなしていて…



弟であり、男の俺から見ても美男子だった。



さっきまで、ここにいたねーちゃんとは別人のよう。



「凄いカッコイイよ」


やっと言葉がでた。



「ほら!言ったじゃん!似合ってるんだって♪」



「…ありがと」



目の前で照れるねーちゃんを見て、本物のねーちゃんだと確信した。