「はい。これ頭に当てて。」

「っ!さんきゅ。」


俺に氷が入ったポリ袋を
笑顔で手渡す。


その笑顔が天使みたいに可愛くてまたドキドキした。


ポリ袋を頭にくっつけると
ぶつけたところがヒリヒリした。


「斗真、ごめん。」

「は?何が?」


花音が謝った……