「ハハ、先に言われちゃったな」
「え?じゃあ今まで通りでいてくれる?」
「あぁ。また遊び行こうぜ、お前の好きなパフェ奢ってやるよ」
「もう!子供扱いしないでよ!」
「でも好きだろ?」
「うぅ…」

こんな会話いつぶりだろう。
いつの間にかお互いを避けあい、大きなヒビが入っていたと思ったのにこんなにも簡単に昔みたいに戻れた。

「あ、あとさ、もう1ついい?」
とふいに洸ちゃんが行ってきた。
「え?うん。いいよ。なに?」
少し間が開いた後、洸ちゃんが口をひらいた。
「公園よっていかね?」
「いいよ!ブランコ乗りたい!」
「やっぱり子供だっ」




キー キー
少し錆び付いたブランコの音。
なつかしい。
「で?洸ちゃん話しってなに?」
「実はさ…俺、梨依の事好きなんだ。」

え…?洸ちゃんが…私…を?
私はビックリしてなにがなんだか分からなくなった。
「洸ちゃんが…私を…?」
「て、おい!泣くなよ!」
そう言われ頬に手を当てると確かにないていた。
それはなんの涙か。
悲しい?ううん。嬉しいんだ。

「洸ちゃん…ヒック 実はね…私もずっと洸ちゃんが好きだったの…グス だからね、私と付き合ってください…!!」