洸side…*
「はぁ……」
俺ほんと最低だ。
でもどうしても梨依には言えなかった。
こうなる事が予想できたから。
あいつの泣き顔なんて見たくなかった。
でも…俺やっぱ夢…諦めらんねーんだよ。ごめんな梨依。

梨依…行かなきゃ。
俺はすぐに教室に戻った。
梨依の姿はなく、渡辺が深刻そうな顔をしていた。
「渡辺…!梨依は!?」
「ごめん…松岡ごめん… 私が余計なこと言ったせいで…」
そうゆうことか、となぜ梨依が知っていたかが理解できた。
「お前は悪くねぇ。俺が悪いんだ。梨依に黙ってた俺が…」
「ごめん…」
「俺…梨依のとこ行ってくる。ちゃんと話してくる。」
「分かった。気をつけて」
「あぁ。」



ーピーンポーン