机を蹴り飛ばした私を驚きの目で見るみゆ。





私は悲鳴のように叫んだ




「死ねなんて簡単に言ってんじゃねぇ!」



そうだ。言うなよ


「死んだら人は2度と戻ってこない!
いつも隣にいて笑っていた人がいなく
なってしまった寂しさや悲しさが
お前に分かるのか!」



そう。わかるわけ無い。
あの子を失った私は何日も何日も泣き続けた



「お前は家族や友達に死ねなんて言えるのか!!死ねという言葉の重さをお前は知らない!!!!簡単に言っていい言葉じゃねぇんだよ!!!!!」

















私は静まり返る教室で
リストカットの跡を見せた











「「「「「!!!!!!」」」」」



クラス全員が絶句した







「ずっと私は耐えて耐えて耐えてきた!!!!その証だよ!お前が軽々しく言う言葉が人を傷つけるんだよ!!


















私はお前に死ねと言われて最高に


















気分が悪かったよ」












殺気をきかせてそう言い教室を出た








教室にいた誰もが雅から目を逸らせなかった