「澪(みお)ー!!
 ちょっと待って!!」


微かに枯れた声が
私の上から聞こえた


「忘れ物!!」


そういうと窓から母が
何かを投げ込んだ。


―――ドサッ!!

私は何とかキャッチした。
すると・・・


―――パチパチパチ