逃げた先で玄龍と出会って、やっと信じられる仲間、居場所を見つけたと思ったのに。



「やっぱり私には、幸せなんてやってこないんだね。神様なんて大嫌いだよ……」



私はもう何回目かも分からない涙を流した。



溢れて何時までたってもとどまることを知らない。



李央が来る前に泣き止まなきゃいけないのに。



できそうに…ないよ。



それから30分は泣いていただろうか。



今度は疲れて眠くなってきた。



ほんとに少しだけ、少しだけならいいよね?



そんなことを思いながら私は眠りについた。