ふふ、そんなこと願ったって叶わないのに。



「バカだなぁ私」



信じたのに結局裏切られて…



それでもみんなを信じたいと、何か理由があるんだと思ってる自分がいる。



玄龍に会う前ならこんなに辛くなかったろうね。



あーあ、感情なんてなければいいのにな………



そんなことを思いながら、気づかない間に夜となっていた街に出かけた。