「はぁー、疲れたなぁ」

「朝からバタついてたもんな俺ら」

「うん、でも良かったよね皆一緒のクラスでさ」

「本当それな、マジ俺ら腐れ縁過ぎる」

絢斗と笑いながら帰る下校は結構好きだった。

昔からだった。

一緒に学校に行って、一緒に帰る

この一連の流れが私達の日課。

絢斗は小さい頃から運動神経が抜群で周りにいた子が比べ物にならないくらいだった

友達が少なかった訳では無いけど正直私と、なっちゃん以外の女の子と話しているのは見た事がない