「なにそれ、恋愛小説みたいなオチで
私が、はい、そうでしかた。って言うと思う?」

私は、その時自分が泣いている事に気付いた。

これが、どんな感情で流れているものかわからなかったけど、そんな事はどうでもいいと思った。


その時、流が私の頬に手を掛けようとした。

パシッ‼︎

「他の女を触った汚い手で触らないで!」

我ながら、すごい暴言だと思う。

流は、呆気にとられている顔をしていた。

「ねぇ、流は私の事好きだった?」
「当たり前、それにだったじゃない。」

「そっか、ならなおさらバイバイしなきゃだね」
「なんでだよ?!お前は、俺の事好きじゃないのかよ?!」


今度は、流が大きな声で言った。

流が大きな声出すの珍しいなぁ
そんな場違いな事を考えていた。

「好きだよ。」
「ならいいじゃねぇかよ」