私達が向かった先は
私が、流に告白された場所は 校庭の桜の木の下。

大好きな場所で、大好きな人に告白された。

そうして今、その大好きな人を大好きな場所で振るんだよ。

「で?なんだよ。こんな所に来て」

最初に言葉を発したのは、流。

私は、まだ少しだけ花が残っている桜を見ながら

「私って流のなんだったのかな?」
「は?俺の彼女だろ?」

よかった、ちゃんと彼女だと思ってくれてたんだ。

「そんなくだらない事でこんな所まで呼び出したのかよ」

は?くだらない?なにそれ。

このとき私の中の何かが切れた。