つぎの日

朝早く目覚めた晴瑠は早速着替えて準備をした。
待ち合わせ場所には早く着いた。

「おまたせー、まった?笑里も早く来たつもりだったんだけどなーっ」

久しぶりに聞く声。自分でもパッと顔があかるくなったのがよくわかった。

「じゃ、行こっか」

笑顔で笑里に伝えて歩き出した。
遊園地は何年ぶりだろう。
たしか中学以来だった気がする。

久しぶりの遊園地は今までなかったくらい楽しかった。
たぶん笑里がいたからだろう。

時間がたつのはすごくはやくて、もう何時間もいるのに、まだ一時間もたってないように感じた。

空も赤く染まってきて、夕方になった。
もう帰らなければいけないんだ。
でもすごく素敵な誕生日になった。