「ふぁ〜」


眠い……。

最近、よく眠れてないな。

寝る前に、佐野と花純のこと、つい考えちゃって、寝れない。


「よー、春田。寝不足でいつも以上のブサイクになってんぞ」


私の頭をくしゃっと撫でて、佐野がグラウンドにかけて行った。


「ったく、誰のせいだと思ってんのよ……」


ブツブツ言いながらも、佐野が触ったところに手を当てる。