夏が来た。

暑い暑い夏、私は結構好き。

蝉の声がうるさいけど、そのおかげであまり考えなくてすむ。


「はぁ……」


佐野とキスしたうえに、告白までしちゃった。

自分の部屋のベッドの上で1人後悔。

告白の返事はまだもらってない。

私が逃げちゃったから。

でも、返事はわかってる。

だって佐野は花純の恋人だもん。