本城は違うクラスだから2人でいることが多かった。

平然を装っていても心臓はいつもバクバクしていた。

それから数日後、俺はサッカー部に入り、つられるように春田と本城がマネになった。

部活中、ちらっと春田の方を見ると、人一倍よく動いていて、なんかカッコよかった。


「春田さーん。こっちお願いー!」

「はーい」


ドキン

声を聞くたび、目が会うたび、胸が高鳴る。