「ななな、なんでわかったの!?」


……当たりか。

私、苦笑。


「どれだけ花純と一緒にいると思ってんの?わかるよ、そんくらい」

「……そっか」


ねぇ花純。

私、やっと花純と心からの親友になれた気がするんだ。


「で、相手は?」

「……ら君」

「へ?」

「花村君」

「……は?」


うぇー!!!???

今度は私が驚く番。


「いやいや、花村って、あの花村!?」

「……他にいない、よね?」

「うぇー!!!???」