「ピンポーン ピンポーン」
インターホンの音で目覚めた私。
朝から何だろう?...
もう一度寝ようと思った時、電話がなった。

「もしもし〜」

「おせーよ!はやく出ろよ!今日、何の日か覚えてる?」

「えっと.. あっ! ごめんっ すぐ出る」
今日は大事な入学式だった。
着替えて家をでると

「百合、おせーよ!」というのは私の幼馴染の藤井翔でいつも迎えに来てくれる。

「ごめん、ごめんっ」という私、朝はいつも眠たくて翔を待たせてしまう。

「後ろ乗って」
「ありがと!」
高校がちょっと遠いから翔が自転車に乗せてくれた。