『まさかとは思ったが、さっきのこともあり、事実確認ができた』

楓「どうする気だ?」

『・・それは・・』

葵「咲?」

一瞬目をつぶり、また目をあける

『さっきも言ったが、咲皇が全力で空皇を・・・・止める。いや止めてみせるさ』

あんな目をした空兄を、そのままになんかできない

『私の・・たった1人の家族を助けたい・・』

葵「咲・・」

そっと葵が私の手をとった

気づいたら手に血がついていた

無意識に手を握り締め、爪が皮膚を傷つけていた