しばらくたち、咲は落ち着きを取り戻した

楓と相談した結果、俺と咲は倉庫には行かず、寮に帰ることにした

楓から下っ端達に今日のことを伝えてくれるそうだ

咲を部屋まで送り届け、司に電話した

もちろん今日の事を伝えるため

ワンコールで出た司は

司「咲に何かありました?」

一発目にこの言葉はビビった

『お前は超能力者か?』

司「超能力者ではありませんが、葵から電話が来る時は咲のことくらいですから」

『ふっ・・その通りだ。実は今日』

一通り話し終えた後

司「なるほど。しかし心配ですね・・傷ついた心はすぐには癒えない・・その隙をついて皆川組が動かなければいいですけど・・」

司の言う通りだ

『どうにかなればいいが・・』

司「こちらにも考えがあります」

『え?』

司「今すぐには言えませんが・・2、3日待ってくれませんか?」

『あ?あぁ・・』

司「では2、3日後に」

それを最後に切られた

『なにを考えているんだか』

司のことだから大丈夫だとは思うけど

問題は咲の心




でも何があろうと・・

命をかけて、お前を守ってみせる・・



〜 葵 side 終 〜