『んっ・・』

目を開けると、真っ白な部屋

体はあちこち痛くて起き上がれず

ただ右手に何かあることに気づく

なんとか首は動かせたため、右を見ると

『葵』

私の手を握りながらすやすや寝ている葵

その目尻には涙が流れたあと

葵に捕まれている右手を動かし、葵の涙を拭こうとしたら

葵「ん?・・やべ、寝ちまったって!」

私と目があった葵は固まった

『おはよう葵』

笑顔を向けると

葵「ばか・・寝すぎだっつうの・・」

泣き始めた