「送ってくれてありがとう」

私は悠大君にお礼を言う。

「うん。栞奈ちゃんさ」

夕日が眩しかった。

「うん??」

私は首を傾げる。

「今日なにかあった??」

「え??」

えっと…

「いや、無いなら良いんだけど…なんかあったら言って??」

「う、うん」

悠大君はわかってそうで怖いな。

「じゃあまた明日ね」

「うんっ、ばいばーいっ」

私は悠大くんと別れて家に入った。