次の日。
私は悠大君と並んで歩く。
私達と同じ学校の人が目に映る。
みんなきっと私を見て釣り合ってないなって思ってるんだろうな。
私の隣の人…かなりイケメンですもん。
はあ…
なんでこんな私が。
確かに、なんでこんなイケメンと私みたいな平凡人間が仲良く今までやってこれたんだろ。
それが不思議でたまらない。
「栞奈ちゃん今変なこと考えてるでしょ」
「へっ、えぇ??」
「ほら、反応がすごい」
「なっ、は、反応は関係ないもんっ」
あるよね…。
はぁ、私って本当バカ。
それから学校に着く。
学校につくなりものすごい噂になっていた。
やっぱりか。
予想はしていた。
「おはよー栞奈。朝からすごい噂だよ??」
「だよね…」
「どしたのよ」
奈矢は私を心配してくれる。
「うん、お昼の時話すよ」
お昼はあれから、奈矢と二人で食べることにした。
だって、気まずいもん。
「うん」
奈矢は口が硬い。
誰にも何も言わないんだ。
そんなところがまた信用できる。
そしてお昼。
様子を見ると本田君と悠大君は教室を出ていく姿が見えた。
だけどバラバラ。
うーん、一緒にご飯食べてるのかな。
と言うかなんでこうなっちゃったんだっけ。
私が全部悪い、よね。
本田君と悠大君。
ふたりの関係は私のせいで崩れちゃった。
私がふたりにつけこんじゃったから。
仲のいい二人まで。
はあ…
悠大君は優しいから、私と本田君の気持ちを察しているんだ。
「で、朝言ってたことは??」
奈矢と向かい合わせに椅子に座る。
こういう時、席が隣でよかったと思う。
「うん。あのさ今日の噂のことなんだけど、あれ、全くの嘘なんだよね」
私と悠大君が付き合ってる、なんて噂。
「そうなの??」
「いや、普通そうでしょ。あんなイケメン君…」
「へー、似合ってると思ったのになぁー」
「はっ、えっ??」
「あ、で、最近私をおいてあの二人と仲良くしてたみたいだけど…なんか、あの二人さ、最近仲悪くない??なんか一緒にいないし全く話さないし。喧嘩でもしたのかな」
奈矢はそういう。
その事も、今まであったすべての出来事を奈矢に話した。
あの、キスのことも…
全て言い終わって、やっぱり私が悪いんだと自覚する。
だってそうでしょ??
私があの二人のあいだに入っちゃったからだから二人が…
『栞奈ちゃん今変なこと考えてるでしょ』
…あ。
悠大君…そう私に言ってた…。
「そっか。んー、難しいなぁー」
奈矢は考える。
「だよね」
「栞奈はさ、どうしたいの??また、本田と話したい??仲良くしたい??」
「うん…正直ね。けど、あっちもあっちだし無理あるかなって」
「んー、そうだねー。本田と話してみたら??」
「それは…」
いざって時に出来ない私。
「全て時間が解決するとか前田っちが解決してくれるとか、そんなんじゃないと思うけどな…」
…。
そうだよね。
自分で解決しなきゃだよね。
私、悠大君に頼ってばかりで。
何も出来ない自分がやだ。
すると教室のドアから
「角田ー」
「わ、先生だ」
私もドアの方に目をやる。
「ちょっと今から講義室集まって」
「え、今ですか??」
「うん」
先生が出て行った後奈矢はダルそうに体を動かす。
部活の顧問の先生みたい。
運動部って何かと大変だよね。
「ちょっと待っててね栞奈」
「うん、待ってるよー」
私は奈矢の背中を見送った。
私は悠大君と並んで歩く。
私達と同じ学校の人が目に映る。
みんなきっと私を見て釣り合ってないなって思ってるんだろうな。
私の隣の人…かなりイケメンですもん。
はあ…
なんでこんな私が。
確かに、なんでこんなイケメンと私みたいな平凡人間が仲良く今までやってこれたんだろ。
それが不思議でたまらない。
「栞奈ちゃん今変なこと考えてるでしょ」
「へっ、えぇ??」
「ほら、反応がすごい」
「なっ、は、反応は関係ないもんっ」
あるよね…。
はぁ、私って本当バカ。
それから学校に着く。
学校につくなりものすごい噂になっていた。
やっぱりか。
予想はしていた。
「おはよー栞奈。朝からすごい噂だよ??」
「だよね…」
「どしたのよ」
奈矢は私を心配してくれる。
「うん、お昼の時話すよ」
お昼はあれから、奈矢と二人で食べることにした。
だって、気まずいもん。
「うん」
奈矢は口が硬い。
誰にも何も言わないんだ。
そんなところがまた信用できる。
そしてお昼。
様子を見ると本田君と悠大君は教室を出ていく姿が見えた。
だけどバラバラ。
うーん、一緒にご飯食べてるのかな。
と言うかなんでこうなっちゃったんだっけ。
私が全部悪い、よね。
本田君と悠大君。
ふたりの関係は私のせいで崩れちゃった。
私がふたりにつけこんじゃったから。
仲のいい二人まで。
はあ…
悠大君は優しいから、私と本田君の気持ちを察しているんだ。
「で、朝言ってたことは??」
奈矢と向かい合わせに椅子に座る。
こういう時、席が隣でよかったと思う。
「うん。あのさ今日の噂のことなんだけど、あれ、全くの嘘なんだよね」
私と悠大君が付き合ってる、なんて噂。
「そうなの??」
「いや、普通そうでしょ。あんなイケメン君…」
「へー、似合ってると思ったのになぁー」
「はっ、えっ??」
「あ、で、最近私をおいてあの二人と仲良くしてたみたいだけど…なんか、あの二人さ、最近仲悪くない??なんか一緒にいないし全く話さないし。喧嘩でもしたのかな」
奈矢はそういう。
その事も、今まであったすべての出来事を奈矢に話した。
あの、キスのことも…
全て言い終わって、やっぱり私が悪いんだと自覚する。
だってそうでしょ??
私があの二人のあいだに入っちゃったからだから二人が…
『栞奈ちゃん今変なこと考えてるでしょ』
…あ。
悠大君…そう私に言ってた…。
「そっか。んー、難しいなぁー」
奈矢は考える。
「だよね」
「栞奈はさ、どうしたいの??また、本田と話したい??仲良くしたい??」
「うん…正直ね。けど、あっちもあっちだし無理あるかなって」
「んー、そうだねー。本田と話してみたら??」
「それは…」
いざって時に出来ない私。
「全て時間が解決するとか前田っちが解決してくれるとか、そんなんじゃないと思うけどな…」
…。
そうだよね。
自分で解決しなきゃだよね。
私、悠大君に頼ってばかりで。
何も出来ない自分がやだ。
すると教室のドアから
「角田ー」
「わ、先生だ」
私もドアの方に目をやる。
「ちょっと今から講義室集まって」
「え、今ですか??」
「うん」
先生が出て行った後奈矢はダルそうに体を動かす。
部活の顧問の先生みたい。
運動部って何かと大変だよね。
「ちょっと待っててね栞奈」
「うん、待ってるよー」
私は奈矢の背中を見送った。