どこにでもいる。
きっとあなたの近くにもいるんじゃないかな。

いつの間にか、いつだって、みんなの真ん中にいて、すべてを手に入れちゃう。
女の子の友達はもちろんたくさんいて、しかも友達の彼氏だって、好きな人だって、いつの間にかみんなその子のことが好きになっちゃうの。
でもそれがすべて、彼女だからの一言でみんな諦めちゃう、そんな特別とも思える存在。

覚えないかなあ?

私の運が悪いのか、それとも本当に彼女たちはどこにでもいるのか。
私の人生に彼女たちは必ずいて、いつも私はおびえているのに、なぜかいつだって仲良くなってしまう。
私も彼女たちの魅力にひきつけられているだけなのかもしれない。

いつか、もしかしたら、敵うかもしれない。
彼女たちじゃなくて、私を選んでくれる人が。

いや、もしかしたら私はずっと「彼女たち」になりたかったのかもしれない。