「それは俺にもわからない。アイツ、何も言わないから。
ただ学校休んだ次の日には必ず傷を作ってた。それを見た担任が問いただしてたけど、相手にしてなかったな」
「先生無視!? そんなことして大丈夫だったの?」
「証拠がなかったから、処分の施しようもなかったんだ。ケンカしたのかそうでないのか、あやふやなまま今に至るわけ」
「……そうなんだ」
思わぬところで発覚した、城ヶ崎の日常生活。
口は悪いし、しょっちゅう睨んでくるし、ウワサの発生理由は充分に納得できる。
だけど。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…