「まぁバカは放っといて、なんで城ヶ崎のことが知りたいわけ?」


「どうしてもやらなくちゃいけないことがあって、そのために必要なことなの」



 昨日の教訓に学び、私は敵の本陣に確実に攻め入るための作戦を練ることにした。


 そのために敵のことをよく知るのは必要不可欠。


 ということで、外堀から着実に埋めて行くことにしたのだ!



「……ふぅん、むざむざライバルの背を押すようなマネはしたくないけど、まぁいいや。和久井?」


「そうだな。俺たちを頼ってくれているのなら力になろう」


「本当? ありがとう!」