次の日の朝。

散歩をしていた老人が人間の骨が道路に散乱していたのを見つけて、警察に通報した。


警察が骨が散乱していた道路に来ると、規制線テープを周りに貼って、関係者以外、入れなくしていた。


「また、骨ですか…」

「そうみたいだ…」

ベテラン刑事とその部下が話していた。

2人は以前からこの事件を知っていた。


「これで、25件目ですね」
「……あぁ…」

「しかし、何度見ても、惨いと言うか、いったいどうしたら、このようにキレイに骨だけを残せるんですかね!」



「……怪物ドドロ…」

ベテラン刑事はぼそっと言った。


「?…なんですか、それは?」


部下は不思議そうに聞いた。


「この事件の犯人だ!!」

「犯人!?」

「あぁ…黒い丸い怪物が人間を食ってたって3日前に同じように亡くなった高校生の友達が言ってたんだ!!」


「あ〜!3日前のですか!」


部下は思い出したように言った。