辺りを見渡すと酒井先生は奥の部屋から珈琲をもって現れた。


酒井「柚月さん、こっち」


私「あ、はい、、、」


ゆっくりと先生に近いていく。


近づけば近くほど昔の琉斗の面影がでてくる。


私はゆっくり深呼吸をしてから話始めた。


私「先生、何か用ですか?」


先生「ああ、昨日気がついたときにはもういなくなっていたから。大丈夫だったか?」


心配をしてくれるのはありがたい、けど、これも全部あなたのせいなの。とは言えなかった。


私「はい、大丈夫です。心配かけてすみませんでした。」