琉斗「なあ?」


琉斗が話しかけてきたので私は、反射的に琉斗の方を向いた。


私「ん?どうした?」


琉斗は私と視線を合わせようとはしない。


琉斗「美香って好きな人いるの?」


思いもよらない質問に私は焦って顔が赤くなる。


私「いないよ、いない!なんで、そんな事  聞くの?」


琉斗「何となく、、、」


まだ、琉斗は私と視線を合わせる事は無く、花火をぼんやりと眺めているだけだった。