そして気持ちは曖昧なまま本番の12月15日になった。
1年生のため、重い打楽器類を一生懸命運んだ。
「おもっ」
「が、頑張ろう」と苦笑いしかできず頑張って運んでいると...
ぐらっ
え...
理沙が私の横で倒れた。
やばいっ理沙が...と思ったが楽器を放り投げる訳にもいかず間に合わないっと思って私は目をぎゅっとつぶった。すると
ふわっ
「大丈夫??」
え、は、橋本先輩!?
「あ、す、すみません。」と理沙は謝っている。
「気をつけてね。寝不足??俺運ぼうか??」
「いや、一年なので...」
「一年生だからって倒れるまで運ばなくてもいいんだよ。俺持っていくよ。」
あんなに理沙が重そうに運んでいた楽器を橋本先輩はひょいっと軽々しく持ち上げた。
「あ、ちょっ橋本先輩っ」
理沙は先輩に運ばせてはいけないと橋本先輩を追いかけている。
私は...心に刺がささったかのように心が痛かった。橋本先輩は誰にでも優しいんだ...私だけが特別じゃない。そう思うとその場で進めずにいた。
1年生のため、重い打楽器類を一生懸命運んだ。
「おもっ」
「が、頑張ろう」と苦笑いしかできず頑張って運んでいると...
ぐらっ
え...
理沙が私の横で倒れた。
やばいっ理沙が...と思ったが楽器を放り投げる訳にもいかず間に合わないっと思って私は目をぎゅっとつぶった。すると
ふわっ
「大丈夫??」
え、は、橋本先輩!?
「あ、す、すみません。」と理沙は謝っている。
「気をつけてね。寝不足??俺運ぼうか??」
「いや、一年なので...」
「一年生だからって倒れるまで運ばなくてもいいんだよ。俺持っていくよ。」
あんなに理沙が重そうに運んでいた楽器を橋本先輩はひょいっと軽々しく持ち上げた。
「あ、ちょっ橋本先輩っ」
理沙は先輩に運ばせてはいけないと橋本先輩を追いかけている。
私は...心に刺がささったかのように心が痛かった。橋本先輩は誰にでも優しいんだ...私だけが特別じゃない。そう思うとその場で進めずにいた。