「もう大丈夫かな??」

あの後ずっと隣に座って沢山のお話をしてくれた。面白い話聞や楽しい話ばかり。

「はい。本当にありがとうございました。大丈夫です。」

ニッコリと笑うと

「今のはちゃんと笑ってるね。よかった。」

ちゃんとわかってくれるんだ。

「そろそろ俺たちの出番だよ!!どんな学校よりもいい演奏をしようね。」

「はいっ私トランペットたっくさん鳴らしますね!!」

「じゃあ俺も頑張ろうかなあ」と笑う先輩。

先輩。私頑張りますね。

「先輩っ」

「おわっなになにー??」急に呼ばれてびっくりしたみたいだ。

「先輩に励ましてもらえて気持ちが軽くなりました!!これで初めてのステージでもちゃんと吹けそうです。」

「それはよかったー!!同じ金管で失敗されたら困るもん。」

「ひっひどい!!その失敗は先輩がカバーしてくれるんじゃないんですかっ」

「えっ俺高橋と楽器違うし」

そういいながら先輩と二人でわらった。