「迅〜。今日、遊んで帰らない〜?」


薔薇の匂いを漂わせる女が甘ったるい声


を出し、迅を見つめる。


「んー。今日はいいや。ゆぅと帰る約束があるからなぁー。」


ニコッと笑って私を見る。


ゆぅとは私の事。


「!!……は?!」


そんな約束して無いし!


「んじゃ、そゆ事で…俺等新クラスに行くから、じゃーねー。」


迅は、私の腕を掴んで教室の方へ走る。


「んもぉ、じ〜ん」


女3人がにゃんにゃん騒いでいる。


う、五月蝿。そして、


迅、腕掴みすぎ…


痛ぇよ!(ツッコミ)