な、なるほど。

「いくらエスカレーターの付属大があるからってあんまり成績が悪かったらいけないでしょ!みー君なら幼なじみだし、安心して任せられるしね。」

ごもっともな意見に耳が痛い。

でも確かにみー君なら気心がしれているし、何より優しい。

勉強はそろそろ私もやばいかなって思ってたけどどうやったらいいのかわからなかったからこれはいいチャンスかも。

「私、みー君のとこいってくる!」

再び外に飛び出して、お隣のチャイムを押す。

「はーい、あら、さくちゃん。久しぶりね。」

出迎えてくれたのはみー君のお母さん、ひまりさん。

相変わらずふわふわ可愛らしい。

「瑞希なら二階にいるよ。すみれちゃんから聞いたかしら。瑞希で良かったら、よろしくね!」

そう言って笑うひまりさんはとても子供がいるとは思えないほど可愛い。

「そうそう、今日は大和君も来てくれてるの。」

げっ!

なぜ大和が!?