月島瑞希君、数年前までうちのお隣に住んでいた、私達より2つ年上のお兄ちゃん。
県外の大学に通うから、今は一人暮らしをしているって聞いてたけど…
「なんで!?だって大学は?」
「詳しくはすみれさんが知ってるから、ね?」
お母さんが?
どういうこと?
「だから、桜子の家庭教師をみー君に頼んだのよ。」
家に帰って、お母さんに早速尋ねると何事もないようにさらっと言った。
「か、家庭教師?なんで?」
するとさっきまでお昼のそうめんを茹でていたお母さんがくるりとこちらを向き、机の上に何かをバンっと置いた。
「桜子、これはなに?」
それはすみれが丘のマークが押してある、茶封筒。
「…数学、化学、物理…赤点じゃないの!このままじゃ留年しちゃうでしょ!塾に行っても今のままじゃついていけないだろうし、ちょうど帰省する予定だったみー君に家庭教師を頼んだら、快く受けてくれたの。」
県外の大学に通うから、今は一人暮らしをしているって聞いてたけど…
「なんで!?だって大学は?」
「詳しくはすみれさんが知ってるから、ね?」
お母さんが?
どういうこと?
「だから、桜子の家庭教師をみー君に頼んだのよ。」
家に帰って、お母さんに早速尋ねると何事もないようにさらっと言った。
「か、家庭教師?なんで?」
するとさっきまでお昼のそうめんを茹でていたお母さんがくるりとこちらを向き、机の上に何かをバンっと置いた。
「桜子、これはなに?」
それはすみれが丘のマークが押してある、茶封筒。
「…数学、化学、物理…赤点じゃないの!このままじゃ留年しちゃうでしょ!塾に行っても今のままじゃついていけないだろうし、ちょうど帰省する予定だったみー君に家庭教師を頼んだら、快く受けてくれたの。」