大和との契約のお付き合いが始まって約一ヶ月。
「誕生日プレゼント?」
5月の爽やかな風を感じながらお昼休み、すみれが丘自慢のオープンカフェのような食堂でいつもの四人は八十円の紙パックのミルクティーを飲んでいた。
「うん、10日が優ちゃんと真ちゃんの誕生日なんだ。だから、なにかプレゼントしたいなって…」
そう言ったのはミラちゃん。
ミラちゃんには好きな人がいる。
その人は七年前、ミラちゃんの隣の家に住んでいた男の子。
私も一回あったことがあるけど、もう、めちゃくちゃかっこ良くて、綺麗で、それにすっごく優しくて!
一ノ瀬優君。
しかも何という偶然、優君は大和と同じ高校だそう。
「ごめん、あたし今日は部活あるからいけない!ごめんね!」
「あたしも、今日は塾なんだ、ごめん、ミラ!」
夕姫ちゃんとフーちゃんは手を顔の前で合わせた。
「あ、私暇だよ。」
今日は茶道部はないし、私は塾にも行っていないし…
「誕生日プレゼント?」
5月の爽やかな風を感じながらお昼休み、すみれが丘自慢のオープンカフェのような食堂でいつもの四人は八十円の紙パックのミルクティーを飲んでいた。
「うん、10日が優ちゃんと真ちゃんの誕生日なんだ。だから、なにかプレゼントしたいなって…」
そう言ったのはミラちゃん。
ミラちゃんには好きな人がいる。
その人は七年前、ミラちゃんの隣の家に住んでいた男の子。
私も一回あったことがあるけど、もう、めちゃくちゃかっこ良くて、綺麗で、それにすっごく優しくて!
一ノ瀬優君。
しかも何という偶然、優君は大和と同じ高校だそう。
「ごめん、あたし今日は部活あるからいけない!ごめんね!」
「あたしも、今日は塾なんだ、ごめん、ミラ!」
夕姫ちゃんとフーちゃんは手を顔の前で合わせた。
「あ、私暇だよ。」
今日は茶道部はないし、私は塾にも行っていないし…