座ろうかと思ったが、一応教授だ。

詩音は恐縮して座るのを断り、立つことにした。

叶亜も「大丈夫です」と断る。

猫田はミケを撫でながら、ニッコリと話始めた。

「いやー。驚いたよ。やけに外がうるさいと思ったら、まさか瀬織くんと探偵さんだったなんてな。」

「ご、ごめんなさい」

詩音が謝ると、猫田が「謝らなくていいさ」と豪快に笑った。

「で?二人はどういう関係なんだい?」

「あれ?ミケちゃん、すこし太りましたね?成長期ですか?」

叶亜が話をすり替えた。

ミケが「にゃー」と叶亜の声に答える。