「大和くんおはよう。」


キキが俺に挨拶する。


「おはよう。伊坂さん。」


と俺もキキに挨拶する。


俺らは一応クラスメイトとして挨拶する。


…てか、めっちゃキキにチョコ見られてるんですけど……

「どぉした?」


「チョコ…いっぱいだね?」


少し悲しそうに言った。


「あ、うん。そぉだな。」


なんて言っていいかわからずそう言った。


「良かったね」


キキが前髪を触りながら下向き気味にそう言った。


この時は、キキが泣く時の癖だ。


「じゃねっ!!」


「キっ、「大和くんっ!」」

キキを呼び止めようとすると、女の子に呼び止められた。


「ん?」

俺は早くキキを追いかけたくて睨みながら女の子の方を振り向いた。


「あ、、、あの、これ。」


女の子が少し怯えながらチョコを俺に渡した。