「じゃあな。」 俺らはいつもの場所で別々に登校する。 「…ねぇ、なんで学校まで一緒に行ったらダメなの?」 なんて、聞いてくるキキ。 「ダメなものはダメなの! (俺と付き合ってるなんて噂流れたらキキが女にいじめられるかもだし、もしキキに好きなやつがいたら、誤解されるだろ?)」 「…わかった……」 そう言って手を離すキキ。 「じゃ、俺先行くな?」 「うん。」 その言葉を聞いて俺は先を歩いた。