「キキちゃん。ボク、大人になったらキキちゃんにプロポーズするよ。」 「ケイくん、ほんと?」 「ほんとだよ。」 「約束だよ。」 「約束。」 二人で小指を立てて絡める。 「「指切りゲンマン嘘ついたら針千本のーます! 指切った!」」 家の近くの公園の滑り台の上で約束した。 夕日が君の顔をオレンジに照らしていて。 とても綺麗だった。 キキは覚えているのだろうか?