「それは俺が言うセリフだろっ?!」


「ふふっ。

だって言ってみたかったんだもん。」


「…今はなんとも言えねぇー、


ホワイトデー、待ってろ。」


「えー、今は返事くれないの?」


「うん。

ホワイトデーまでお預け。」


そう言うと口に空気を思いっきり含んで

頬を膨らませて

拗ねるキキ。


俺はいつしか彼女に溺愛だった。