「落ち着いた?」

「ん。、」

キキが俺の肩に頭を乗せながらそう答えた。

「なんで泣いてたの?」


「…だって……


ケイが女の子からチョコいっぱいもらってたから。


それに………


あの約束忘れてるんじゃないかな?


…と、思って。」


キキが服の裾を掴みながらそう言った。


「(マジこいつ可愛すぎ。)


チョコは、俺食べないよ?

母さんにあげるから。



それに、約束。

忘れるわけ無いじゃん。」


「え?」


キキがさっき泣いたせいで涙目になった目で俺を見上げる。


「(やべ。

マジで可愛いわ。///)だから、ホワイトデーまで待ってろ」


、と

俺はわざとキキと目を合わせず、言った。


「うんっ!!!」

と、キキが嬉しそうに言って、また、俺の肩に頭を乗せる。