陽翔先輩の手の上にケータイをおくと、先輩は慣れた手つきで私のケータイと自分ケータイをいじる。 「ん。」 1分も経たない内に陽翔先輩が私にケータイを突きつけてきた。 私は、受け取る。 「じゃあな、また明日。」 「今日は、ありがとうございました。」 私が中に入るのを見届けてから、陽翔先輩は、何処かへと消えていった。