「陽翔先輩、私 遅刻しそうで急いでいるんです。 ぶつかってしまったのは、私の方だし……その……私が悪いのは分かっているんですけど…そろそろ離してもらってもいいですか?」 「ん……あー、悪い。 陽翔って、呼び捨てでいいから。」 「いや、それはできないです……。 陽翔先輩、すみませんでした。 では、私 もう行きます。」