珍しく雪が積もったあの日

「つきあってみようか」

冗談混じりで始まった2人

遠く離れてしまうことが決まっていたけれど

うれしかった

雪が溶けて屋根から透きとおった雫が落ちて
それが日の光に反射してきらきらしていた

この景色はずっとずっと忘れずにいようと思った