セシルを部屋から追い出してから数時間後。

疲労のせいか、ぐったりとベッドに寝転がったまま、ぼーっと天井を見ていた。

ハヤテじゃないんだから…と自分自身にツッコミを入れてみる。

これじゃ、ハヤテに失礼か。


「ご機嫌よろしゅう、諸君。」


思わず、ベッドから落っこちそうになった。

英語の次はお嬢様?

性別を超えると、さすがに違和感が…

っていうか、私の部屋にも声は届くんだ。


「休んでいる最中に申し訳ないが、次のミッションじゃ。

次は私の好きな金髪の美女じゃ。」


あんたの好みかい。

この神様、ツッコミどころありすぎでしょ!!


「では、その場所に飛ばすぞい。」


神様は、前回と同じく心の準備をさせずに私達をそこへ飛ばした。