でもなんだか、ユウは弟って存在に近いかも…

最近そんな風に見えてきた…かな?


「…おい」

「は、はい!?」


声のした方を向くと、真っ黒な瞳が私を不思議そうに見つめていた。



「…どうしたの?黒崎…あ!」

思った時にはもう遅かった…

さっきの表情はもう、どこにもなく、ニヤリと口角をあげたカイの顔が…

私が固まっていると、どんどんカイのキレイな顔が近づいてきて…