ボーッと突っ立っていた私はふと我に返り、急いで荷物を片付け始めた。 カイの部屋をみた時から、ずっとあの部屋が頭から消えない。 どこかで一度、私はあの部屋をみた様な気がする…。 「…あ!」 ユウとあの倉庫であって、気を失って… あの朝いた部屋が、カイの部屋…? 「…カイの部屋…だったんだ…。」 がらりとした部屋で一人、ポツリと呟いた…。